「死ぬのが怖い」「死にたくない」とは誰もが思うことです。 哲学者たちも「死の恐怖」について考えています。ぜひ彼らの話を聞いてみましょう。 ※哲学者本人の言葉ではありません。彼らの思想や言葉から、筆者が想像して回答を書いています。
古代西洋の哲学者たちの回答
エピクロス
「人は死んだら、魂ごと原子となってバラバラになる。死が存在するとき我々は存在しないから恐ろしくない」
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ルキウス・アンナエウス・セネカ
「不確定な未来にあいまいな希望や絶望を持ちながら、ただただ現在を生きているから、死ぬのが怖くなる。人生は過去の素晴らしい賢者たちの英知を学び、『人生とは何か』、『死とは何か』について学ぶことによって決して短いものではなくなる」
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現代西洋の哲学者たちの回答
マルティン・ハイデッガー
「人間は死へと投げ出された存在である。人間は確実に死に向かっているという事実と向き合うことで、真の自己を取り戻すことができる。現代人は死の不安や恐怖から目をそらし、不安や恐怖を紛らわせるために気晴らしをする。また、多忙な日常の中で本来の自己と向き合う時間がなく、死への存在であることを忘れてい生きていることも多い。このような生き方をする人をダス・マン(世人)と呼ぶ。ダス・マンは非本来的な自己であり、ダス・マンからの脱却を目指すべきである」
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