AIとは何の略か?
→Artificial Intelligence(人工知能)
Artificialは「人工の」、Intelligenceは「知能」という意味の英単語です。
AIとはどのような技術か?
→人間の知能をコンピューターによって再現する技術。
研究者や研究機関によって解釈や認識にズレがあるため、現時点ではAIの厳密な定義は存在しません。
汎用型AI(AGI:Artificial General Intelligence)とはどのようなAIか?
→「ドラえもん」のように、何でも自ら考えるAIのこと。
汎用型AIは、まだ世界で実用化された例はありません。
特化型AIとはどのようなAIか?
→顔認証といった特定処理のみを行えるAIのこと。
AIは何が何を処理することによって、あたかも人間が判断や推測を行っているように動いているか?
→プログラム(コンピューターへの命令)が大量のデータを処理することによって。
例えば「自動運転」の場合、車両に搭載されたセンサーで前方車などの情報を取得し、データに変換して人工知能に処理させています。
AIを実現する方法の1つが機械学習でありが、その機械学習を実現する方法の1つとして近年注目されているものを答えよ。
→深層学習(ディープラーニング)
機械学習はどのようなアルゴリズムか?
→過去のデータをもとにコンピューターが学習することで、判断や推測の精度を自ら向上させていくアルゴリズムである。
アルゴリズムとは、問題を解決するための手順(プログラム)や計算方法のことです。
機械学習にはどのような問題があったか?
→コンピューターに特徴量と呼ばれる学習のヒントを人間が与える必要があり、事前準備が大変であった。
特徴量とは、機械学習において予測の手掛かりとなる数値のことです。例えば、ある商品の売上予測をしたい場合は、過去の販売実績などの特徴量が必要となります。
深層学習は、何によって特徴量を自ら検出できるか?
→ニューラルネットワーク
ニューラルネットワークとは、人間の脳の神経回路を模した数理モデルのことです。
深層学習は、機械学習の効率と精度を飛躍的に高める革新的な手法として、近年注目されています。
機械学習モデルを開発する際によく使われているプログラミング言語は何か?
→Python
AIの活用方法として、周囲に存在する物体を人工知能によって認識する技術を何と言うか?
→物体認識
代表例は、ロボット掃除機「Roomba(ルンバ)」です。ルンバには、光学センサーから受け取ったデータをもとに家具の位置や間取りを把握する人工知能が搭載されています。
AIの活用方法として、画像データから特定のパターンを検出し認識する技術を何と言うか?
→画像認識
代表例は、Panasonic社が提供している「顔認証ゲート」が挙げられます。顔認証ゲートは日本各地の空港で導入されています。
AIの活用方法として、音声データから声の特徴や言葉の内容を認識する技術を何と言うか?
→音声認識
代表例は、Apple社製品に搭載された「Siri」です。Siriは音声データの波形を手掛かりに発せられた言葉を特定し、テキストデータに変換することで指令内容を判断しています。
AIの活用方法として、人間の質問や依頼に対して人工知能が受け答えをしてコミュニケーションを取る技術を何と言うか?
→チャットボット
代表例として、「ローソンクルーあきこちゃん」が挙げられます。ローソンクルーあきこちゃんには深層学習が用いられており、ユーザーからの多種多様な問いかけに対する自然な回答パターンを人工知能が蓄積しています。
チャットボットやテキストをもとに画像やテキストなどのアウトプットを自動生成するAIのことを何というか?
→ジェネレーティブAI(生成AI)
画像を自動生成するStable Diffusionや、テキストを自動生成するChatGPTなどが有名です。従来のAIはデータをもとに予測していましたが、ジェネレーティブAIは新たなアウトプット(アイデア)の創出が可能となっています。