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アルフレッド・アドラーが質問・疑問に答えます!

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思考するときの注意点は?

「物事は、まず初めに目的(欲求)があり、後付けで原因を用意している。そのため、原因にアプローチしても問題の解決にならない」

他者とどう向き合えばいいの?

「すべての悩みは対人関係の悩みである。そして、対人関係の悩みは、課題の分離で解決できる。課題の分離とは、自分の課題と相手の課題に分離し、相手の課題には干渉せず、自分の課題には干渉させないことである。分離の基準は『その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か』である。自分の力ではどうにもならないことについて思い悩む必要がなくなり、対人関係の悩みの多くを解決できる」

人はどのように生きるべきか?

「現在は過去の出来事となんら関係がないのだから、心のありようでいくらでも変えることが可能である。自らの生について自分にできることは『自分の信じる最善の道を選ぶこと』のみであり、その選択について他者がどう評価を下すのかは他者の課題であって、自分にはどうにもできない。ありのままの自分を受け入れ、『今何をすべきか』だけを考え行動することが重要である」

なぜ生きるのがつらいの?

「人は劣等コンプレックスに苦しむ。劣等コンプレックスは、劣等感に倒錯した心理状況である。つまり、劣等感を言い訳に使い始めた状態を劣等コンプレックスという。人間には、優越性の追求(理想の自分に近づきたい、向上したい)という普遍的な欲求がある。それゆえに、理想と現実のギャップに対して劣等感を抱く。ただし、優越性の追求も劣等感も、本来は正常な努力と成長への刺激である。勇気によって一歩踏み出し、劣等感を言い訳にせず、自分の課題に集中することが重要である」

人生の目的とは?

「人生には4つの達成すべき目標がある。

  • 自立すること
  • 社会と調和して暮らせること
  • わたしには能力があるという意識を持つこと
  • 人々はわたしの仲間であるという意識を持つこと

これらの目標は、仕事・交友・愛(恋愛・親子)における対人関係の係の悩みを解決していくことで達成できる」

労働の意義は?

「他者との協力なくして成立する仕事は原則としてはありえない。仕事における対人関係の悩みを解決することが、幸せに生きるためには必要である。対人関係で問題が生じたときは、どれほど困難に思えても向き合わなければいけない。そのままの状態で立ち止まり、先延ばしにするのが一番よくない。関係を切るならば関係を切る。関係を切らない、もしくは切れないならば、その問題から逃げずにとことん向き合う、そんな勇気が必要である」

愛とは何か?

「愛(恋愛関係、親子関係)における対人関係の悩みを解決することは、幸せに生きるためには重要である。対人関係で問題が生じたときは、どれほど困難に思えても向き合わなければいけない。そのままの状態で立ち止まり、先延ばしにするのが一番よくない。また、相手を拘束することは認めない。緊張を強いられるような関係は恋ではあっても愛とは呼べない。『この人と一緒にいると、とても自由に振舞える』と思えたとき愛を実感することができる」

人は社会の中でどのように生きるべきか? 幸せになるためにはどうすればいいの?

「幸福感を得るためには、共同体感覚が欠かせない。共同体感覚とは、人が全体の一部であることを実感し、全体とともに生きていると実感することである。幸せに生きるためには共同体に貢献することが必須である。『共同体に貢献する』とは、その共同体が価値のあるもの(コモンセンス)と考えていることに奉仕することである。コモンセンスを理解し、コモンセンスに準じた貢献を共同体に対して行う。すると、共同体はその貢献に感謝する。これを受け取ったときに感じる貢献感が共同体感覚である。そして、『自分は共同体に貢献している』『自分はここにいてもよいのだ』という自己貢献感によって人は幸福を享受する」

世界が平和になるためにはどうすればいいの?

「共同体に貢献するべきである。まずは、共同体の最小単位である『わたしとあなた』に貢献し、家族、地域コミュニティ、国家、人類・世界、宇宙(動植物、無生物も含めて)と貢献する共同体を広げていくのである。このように人類全体を包括する理想社会にとっての共通の利益や福祉に貢献することが、幸福になるために必要な行為である」


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