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神とは何か? 神によって救われるにはどうすればよいか?
「神による救いなどない。キリスト教道徳は、奴隷道徳である。弱者を正当化させる詭弁であり妄想に過ぎない。ローマ人に迫害されたユダヤ人が、その現実を受け入れられないがために正当化した想像上の弱者の物語である。『我々は政治的に負けていたとしても、それは(博愛など)道徳的に優れているからだ』『この世が苦しくても天国で幸せになれる』といった考えは、今の苦しみに無理やり意味を見つけて自分を納得させようとしているだけである」
神は存在するの?
「神は死んだ。キリスト教の教えは全く意味のないものなので、ありのままの世界と生を見つめる必要がある」
人生に目的はあるの?
「人間には生きる目的や意義は存在しない。そのため自分で信じるべき道徳を作り出さなければならない」
世界はどのような法則で成り立っているの?
「この世界は、永劫回帰している。つまり、キリスト教のいう最後の審判や天国などというものはなく、意味や目的も、ただ虚無なる生を永遠に繰り返しているのである」
人はどのように生きるべきか?
「超人のように生きるべきである。超人とは、神の視点で作れられた道徳を捨て去り、新しく信じるべき道徳を自分で作り出すことができるものである。超人は、永遠に虚無なる生の繰り返しをしているこの世界を受け入れ、強く生きていく力を持っている。そして、自分を肯定し、あらゆる困難を乗り越え強大になろうとする意志を備えている」
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