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ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが質問・疑問に答えます!

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ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがどのような哲学者なのか知りたい場合はこちら→ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの人物情報・基本知識・名言

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哲学の意義は?

「語られうるもの以外なにも語らぬことである。つまり、自然科学の命題以外なにも語らぬこと、そして、哲学となんの関わりも持たないものしか語らぬことである」

世界は何でできているのか?

「世界は、成立している事柄の総体である。つまり、世界は事実の寄せ集めであって、物の寄せ集めではない。また、世界は価値を有してはおらず、世界の意味を語ることはできない。世界がいかにあるかが神秘なのではない。世界があるという、その事実が神秘なのだ」

我々は世界をどのように認識しているか?

「我々は事実の像をこしらえる。我々は、事実を命題や絵画や音楽などによって表現する。これを像という。我々は現実の模型である像をこしらえることによって、成立していない事態や成立している事態(事実)を描くことができる」

言語とは何か?

「言語を使って事実を記述することができるが、どんなに完璧な言語であっても記述できないものがある。世界の意味や神や倫理など形而上学的なものは語ることはできない。もし形而上学的なものを語っている人がいれば、その人は全く意味のない記号を使っている」

思考するときの注意点は?

「論理的に可能なものや意味のあるものしか我々は思考できない。非論理的なものや意味のないものを思考することはできないし、言語で語ることはできない。それが人間の思考の限界である」

学問をするときの注意点は?

「世界の意味や神や倫理など形而上学的なものは語ることはできない。もし形而上学的なものを語っている人がいれば、その人は全く意味のない記号を使っている。語り得ぬものについては沈黙しなければならない」

神は存在するの?

「人は、この世界より高い次元のものを語ることはできない。ゆえに神が姿を顕すのは、この世界の中ではない」

倫理とは何か?

「人は、この世界より高い次元のものを語ることはできない。ゆえに倫理について語ることはできない。また、倫理的なものの担い手たる意志について、語ることはできない。善良な意図や、悪意ある意図が世界を変革するとしても、それはたんに世界の限界を変えるにとどまり、事実を変えることはできない」

世界はどのような法則で成り立っているの?

「世界の意味を語ることはできない。世界の中のすべてはあるがままにあり、生起するがままに生起する。世界のうちにはいかなる価値も存在せず、またたとえ存在したところで、その価値にはいかなる価値もないであろう。世界がいかにあるかが神秘なのではない。世界があるという、その事実が神秘なのだ」


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