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世界は何でできているの?
「万物の始原(アルケー)は『ト・エオン(ただあるもの)』である。『ト・エオン(ただあるもの)』とは、完全にして、終わりなきもの、かつてあったこともなく、いずれあるであろうこともない、今あるものである。そして、一挙に、全体として、一つにつながり合うものとして、ただあるものがあるのだ。以下に、存在が不生不滅であり、全体にして一様であることを証明する」
- もし存在が存在するものから生成されたのであれば、生成した存在を生成した存在があることになり、無限にたどれてしまう。
- もし存在が存在していないものから生成されたのであれば、存在していないもの自体を知ることも語ることもできないので不合理である。
- 1・2より、存在が生成したとは考えられない。よって、存在は不生不滅である。存在は生成されないし、消滅もしない。
- もし存在を分けることができるならば、存在と存在の間に存在しないものが生成されることになる。
- 「ないものがある」ことになるので不合理である。
- よって、存在は不分不断である。存在は全体にして一様である。
真理の探究のために必要なものは?
「真理の探究には、論理的な思考が必要である。感覚に依存しすぎてはいけない」
哲学の意義は?
「感覚に頼ることなく、知性と論理で真理を探究することである」
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