スポンサーリンク

マックス・ヴェーバーが質問・疑問に答えます!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

マックス・ヴェーバーがどのような哲学者なのか知りたい場合はこちら→マックス・ヴェーバーの人物情報・基本知識・名言

スポンサーリンク

他者をどう理解すればいいのか?

「他者を理解するためには、行為の分析が必要であるが、『ある人が外部に示す行動を理解すること』(客観的な行為の理解)と、『そうした表現をする当人が自分の行動をどう理解しているかの理解』(行為者が主観的に捉えている動機を外部の人間が理解すること)を区別すべきである。まずは前者の理解をして、その後、後者の理解を目指すべきである」

学問をするときの注意点は?

「客観性を意識しても、完全に自分の主観や偏見を払拭することはできない。しかし、理想としての客観性を放棄してはならない。主観的な自身の価値観の部分と、客観的な社会科学の研究の部分とをきちんと峻別すべきである」

資本主義とは何か?

「カルヴァン派の『神に救われる人はあらかじめ決められている』という考えによって、選ばれているとの自己確信を得るため、絶え間ない職業労働をする。また、合理的な労働を行うために、合理的な禁欲を行う。このようなカルヴァン派の倫理が資本主義の精神の基盤となった」

真理を探究するために必要なものは?

「民族性、国民性といった概念から人間の生活態度や動機を説明しようとすることはナンセンスである。個人の内面で起きている意味の理解からスタートして、社会現象を理解し、説明するべきだ」

合理的な支配とは?

「合理的な支配(効率よく多くの人を支配するようなシステム)には、命令の恣意性のなさと、予期可能性が必要である。どのような命令が来るかある程度予測がつくと、支配する側も手続きがラクになり、再現可能性が高まり、被支配者は服従動機が高まる。反逆者も減る」

合理化がもたらしたものは何か?

「合理化とは、物事を予測可能で操作可能なものにすることである。すべての事柄は原則的に予測可能かつ操作可能であるならば、物事をコントロールする知が開発されれば、再利用のためにその知は保存される。自分の外に知の殻のようなものが出来上がっていく。これを『鉄の檻』と呼ぶ。そして、いつしか内発的に思考していた状態から、この鉄の檻に頼り切るようになり、やがて殻の強制力に強いられる形となり、主と奴が反転し、その意味さえ見失われていく」


マックス・ヴェーバーがどのような哲学者なのか知りたい場合はこちら→マックス・ヴェーバーの人物情報・基本知識・名言

☆質問とその回答一覧はこちら→哲学者たちと対話してみよう! 哲学者たちに悩みを聞いてもらおう!

哲学者の基本情報一覧

タイトルとURLをコピーしました