☆アウグスティヌスと対話しよう→アウグスティヌスが質問・疑問に答えます!
人物情報
354年~430年
北アフリカのタガステ(現在のアルジェリア)に生まれた。
教父:キリスト教の正しさを証明する役割を担う人。キリスト教を論理的に分析し発信する必要があった。
アウグスティヌスはプラトン哲学を用いた。神の国はプラトンのイデア界をまねたとされる。
主著
『告白』
『神の国』
基本知識
自由意志と神
人間は自由意志があるために欲望に負け、悪をはたらいてしまう。
自由意志は中間善であり、悪い行動の原因にも正しい行動の原因にもなり得るが、人間は原罪を背負っているから、自由意志を正しい行動に使うことができない。
しかし、神の恩寵によって、正しい行いに自由意志を当てることができる。信仰して神の恩寵を受けないと、必然的に悪に染まってしまう。
三位一体説
「唯一絶対神に、なぜ家族(神の子イエス)がいるのか」という疑問に答えるために、アウグスティヌスは三位一体説を説いた。
三位一体とは、父なる神、子なるイエス、精霊は一体であること。
神の国
キリスト教を信じていても不安がなくならない(当時のヨーロッパはゲルマン民族の大移動期だった)のは、神の国が実現していないからである。
利己心うずまく地上の国を乗り越え、神の国を実現しなくてはならない。
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