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人物情報
1509年~1564年
フランス北部ピカルディ地方のノワイヨンに生まれる。
スイスで宗教改革運動を行った。
基本知識
予定説
天国に行ける人間はあらかじめ神によって決められている。
神は全能で、人間は無力である。よって、人間の行為では、その運命を変えることはできない。教会が唱える「善行」もすべて無意味である。
禁欲的職業倫理
行為によって、その運命(自分が救われる人間なのか)を図ろうとする。天国行ける人間は選ばれし人間だから、選ばれし人間は現世でもそのような振る舞いをするであろう。
職業労働に励み、勤勉・倹約を徹底し、富を蓄えることで、自分は天国に行ける人間であるという証明を求めるようになった。
結果として、勤労意欲を大きく押し上げ、利潤の追求や富の蓄積を肯定したため、資本主義経済の精神的支柱になった。(マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』)
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