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マックス・ホルクハイマーとテオドール・アドルノの人物情報・基本知識・名言

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人物情報

マックス・ホルクハイマー(1895年~1973年):ドイツのシュトゥットガルト郊外のツッフェンハウゼンに生まれる。ユダヤ系ドイツ人。

テオドール・アドルノ(1903年~1969年):ドイツのヘッセン州フランクフルト・アム・マインで生まれる。父はユダヤ系であったが結婚する前にプロテスタントに改宗している。

フランクフルト学派の学者である。

  • フランクフルト学派:ドイツのフランクフルトにあった「社会研究所」の学者たちを指す。社会研究所は、初めはマルクス主義を研究していたが、ナチスが台頭するとファシズムの原因を分析するようになった。

共著

啓蒙の弁証法』:ファシズムの原因として近代理性そのものを批判した。

基本知識

道具的理性

ファシズムなどの人間性破壊の原因は、近代理性が野蛮に後退したことにある。野蛮に後退した理性を道具的理性と言う。

道具的理性は、自然支配の道具となり下がった理性のことである。自然を支配するために、自然を数量化し、人間も数量化した。

理想や価値を見失った理性は、批判精神も失い、ファシズムや兵器開発、環境破壊を引き起こした。


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