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人物情報
1285年~1347年
イングランドのオッカム村に生まれる。
プラトンのイデア論、アリストテレスの形相(エイドス)、ドゥンス・スコトゥスの「このもの性」などは存在しないと批判した。
また、スコラ哲学は「旧い道」であるとして否定し、スコラ哲学を解体した。
オッカムの思想はイギリス経験論につながり、さらに、近代科学の発展にもつながった。
基本知識
新しい道
人間は個物をそのまま認識する能力しか持っていない。
認識が観念として人間の中に残り、過去に取得した習得知との類似性や共通性から普遍的な概念が形成される。
人間は経験によって得た認識の複合によって判断している。
オッカムの剃刀
存在をむやみに増やしてはいけない。少ないもので成立することを、多くのもので成立させるのは無駄である。
「思考節約の原理」とも言う。
「人間は直感的認識で物事を判断している」で説明できるのなら、イデアや形相(エイドス)など余計なものを付け加える必要はない。
神学と哲学を融合させるための理論(スコラ哲学)は無駄である。哲学は経験に基づく認識によって世界を説明するためのものであり、神学は信仰あるのみであるべきだ。
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