☆フランシス・ベーコンと対話をしよう→フランシス・ベーコンが質問・疑問に答えます!
人物情報
1561年~1626年
イギリスのロンドン生まれ
イギリス経験論の礎を作った。また、近代科学の祖と呼ばれるジョン・ロックの前提となる思想だった。
経験論:経験(実験や観察)から知識を増やし、帰納法(事実や事例から導き出される傾向をまとめあげて結論につなげる論理的推論方法)を用いて、真理を発見しようとする立場。
主著
『ノヴム・オルガヌム』:アリストテレスの哲学やこれまでの哲学は、議論や論争には優れているけど、人間の役に立っていないと批判し、新しい真理獲得方法を提唱した。
基本知識
演繹法(普遍的な事実から結論を導き出す方法)では、説明はできるけど、知識の総量は増えないておらず、人間の役に立たない。
実験や観察によって、自然を正しく把握することにより自然に働きかけ、人間生活をよりよいものにしよう→近代自然科学につながる。
4つのイドラ
人間には4つイドラ(間違いや思い込み)がある。このイドラによって正しい帰納法が行えない。
- 種族のイドラ:人間が本来持っている偏見や錯覚。人間の知性の限界。
- 洞窟のイドラ:各個人の生育環境や経験が限定されていることによって引き起こされる思い込み。
- 市場のイドラ:言語の使用によって生じる偏見や混乱。会話ややりとりによる勘違い。
- 劇場のイドラ:権威や伝統を重んじることで生まれる誤り。
→これらのイドラを取り除き、正しい帰納法によって真理を追究すべきである。
名言
「知は力なり」
「自然は服従することにより支配できる」
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