「学問をするときの注意点は?」「何に気を付けて学べばいいの?」と疑問に思ったことはないでしょうか? 哲学者たちも「学問」について考えています。ぜひ彼らの話を聞いてみましょう。 ※哲学者本人の言葉ではありません。彼らの思想や言葉から、筆者が想像して回答を書いています。
近代西洋の哲学者たちの回答
ルネ・デカルト
「現在正しいとされる学問も、過去の慣習や前例によって信じ込まされているかもしれないと疑うことだ。人々の意見が異なってしまうのは人間どうしで理性の大小に差があるのではなく、思考が異なる筋道をとっていて、同一のことを考察していないからである」
- ルネ・デカルトがどのような哲学者なのか知りたい場合はこちら→ルネ・デカルトの人物情報・基本知識・名言
- ルネ・デカルトが答える他の質問はこちら→ルネ・デカルトが質問・疑問に答えます!
現代西洋の哲学者たちの回答
クロード・レヴィ=ストロース
「それぞれの社会の根底には共通する構造があり、それを分析することで、人間の生き方、制度、真実について探究するべきである。同一社会の過去と今を比較するのではなく、現時点でのそれぞれの社会や文化の差異や対立を研究することの方が有意義である」
- クロード・レヴィ=ストロースがどのような哲学者なのか知りたい場合はこちら→クロード・レヴィ=ストロースの人物情報・基本知識・名言
- クロード・レヴィ=ストロースが答える他の質問はこちら→クロード・レヴィ=ストロースが質問・疑問に答えます!
トーマス・クーン
「科学者は、新しい前提のもとに新しい学説を展開するために、わざと研究や思考の大前提を変えてしまうことがあるので、間違った古い学説が、正しい学説によって塗り替えられるという考えは、必ずしも妥当とは言えない」
- トーマス・クーンがどのような哲学者なのか知りたい場合はこちら→トーマス・クーンの人物情報・基本知識・名言
- トーマス・クーンが答える他の質問はこちら→トーマス・クーンが質問・疑問に答えます!
ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン
「個々の命題の分析は、理論の全体をふまえて行うべきである」
- ウィラード・ヴァン・オーマン・クワインがどのような哲学者なのか知りたい場合はこちら→ウィラード・ヴァン・オーマン・クワインの人物情報・基本知識・名言
- ウィラード・ヴァン・オーマン・クワインが答える他の質問はこちら→ウィラード・ヴァン・オーマン・クワインが質問・疑問に答えます!
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン
「世界の意味や神や倫理など形而上学的なものは語ることはできない。もし形而上学的なものを語っている人がいれば、その人は全く意味のない記号を使っている。語り得ぬものについては沈黙しなければならない」
- ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがどのような哲学者なのか知りたい場合はこちら→ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの人物情報・基本知識・名言
- ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが答える他の質問はこちら→ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインが質問・疑問に答えます!
マックス・ヴェーバー
「客観性を意識しても、完全に自分の主観や偏見を払拭することはできない。しかし、理想としての客観性を放棄してはならない。主観的な自身の価値観の部分と、客観的な社会科学の研究の部分とをきちんと峻別すべきである」
- マックス・ヴェーバーがどのような哲学者なのか知りたい場合はこちら→マックス・ヴェーバーの人物情報・基本知識・名言
- マックス・ヴェーバーが答える他の質問はこちら→マックス・ヴェーバーが質問・疑問に答えます!
ライト・ミルズ
「恋愛、家族、宗教であれ、何であれ、すべての社会現象をある単一の体系によって説明しようとする理論(グランドセオリー)は、歴史を完全に放棄し、人間の想像性を欠いた形式的な学問になってしまう。また、統計調査を用いた実証的・科学的な社会学研究は、統計調査という方法に固執して本来の目標を見失っているので、もっと柔軟に考えるべきだ」
- ライト・ミルズがどのような哲学者なのか知りたい場合はこちら→ライト・ミルズの人物情報・基本知識・名言
- ライト・ミルズが答える他の質問はこちら→ライト・ミルズが質問・疑問に答えます!
☆質問とその回答一覧はこちら→哲学者たちと対話してみよう! 哲学者たちに悩みを聞いてもらおう!