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「理想の社会とは?」「理想の社会を実現するためにはどうすればいいの?」という疑問を哲学者たちに聞いてみよう。

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「理想の社会とは?」「理想の社会を実現するためにはどうすればいいの?」と疑問に思ったことはないでしょうか?
哲学者たちも「理想の社会」について考えています。ぜひ彼らの話を聞いてみましょう。
※哲学者本人の言葉ではありません。彼らの思想や言葉から、筆者が想像して回答を書いています。
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近代西洋の哲学者たちの回答

トマス・モア

「私有財産のない社会である」

ジャン=ジャック・ルソー

「人間だれもが社会全体の自由と平等を志向する意志を持っている。これを一般意志という。この一般意志に従って、共同体と契約を結び、人々は共同体全体に自らの権利を譲渡すべきである。そうすることで、より高い次元の自由と平等が実現する」

イマヌエル・カント

「全ての人間は善意志を持ち、そこから湧き出る道徳規律に自ら従う力を持っている。それをお互いに認め合える社会が理想の社会である」

ジョン・スチュアート・ミル

「知的な好奇心に興味が向かないほど劣悪な生活を強いられる社会であれば、是正すべきである。また、人間が発達するためには身体・経済に加えて精神の自由が必要である。個性を尊重すること、個人の自由を最大限に重視すべきである」

現代西洋の哲学者たちの回答

ロバート・オウエン

「資本家の良心によって、労働者の生活水準の向上を実現すべきである」

アンリ・ド・サン=シモン

「産業者(資本家と労働者)を中心とした自由で平等な社会を実現しよう」

シャルル・フーリエ

「農業を中心に生産と消費を行う農業共同体(ファランジュ)を作ろう。そこでは、生産・分配を共同で行う平等な社会が実現できる」

アンリ・ベルクソン

「防衛本能による閉鎖的な閉じた社会から、人類愛にもとづく開いた社会へと進化するべきである」

ユルゲン・ハーバーマス

「支配のない社会である。支配のない社会を実現するためには、対話的理性が必要である。対話的理性とは、話し合いによって合意を見出そうとする理性のことである。上から強制されたルールに従うのではなく、内側から作り出したルールを守る姿勢が、強権的支配を防ぐ」

ジャック・デリダ

「これまでの哲学は『大きな物語』であった。『大きな物語』とは、みんなで大きな目標に向かって進んでいこうということだが、それにあぶれたものは迫害され排除されてしまう。現代に『大きな物語』などない。それぞれの多様性つまりそれぞれの『小さな物語』を認め合い、共存していくことが重要だ」

ジョン・ロールズ

「公正(フェアネス)としての正義を目指すべきである。国家も社会も存在しない状態で、各人が自分が何者であるかを知らない状態を仮定したときに、結ばれる社会契約で正義は実現する。それは、社会のすべての成員が基本的自由への権利を持っており、社会における不平等は、それが弱者の利益になる場合にのみ許されるような契約になるであろう」


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