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「真理を探究するために必要なものは?」という疑問を哲学者たちに聞いてみよう。

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「真理を探究するために必要なものは?」と疑問に思ったことはないでしょうか?
哲学者たちも「真理の探究」について考えています。ぜひ彼らの話を聞いてみましょう。
※哲学者本人の言葉ではありません。彼らの思想や言葉から、筆者が想像して回答を書いています。
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古代西洋の哲学者たちの回答

パルメニデス

「真理の探究には、論理的な思考が必要である。感覚に依存しすぎてはいけない」

ソクラテス

「対話をすることである。対話の中で無知を浮き彫りにし、知らない範囲を明確にすることができる。また、対話によって、相手が自ら真実の知を悟るのを助けることもできる」

プラトン

「真理の到達には、対話を通じて、過去に魂が知っていた真理を思い出す必要がある」

アリストテレス

「すべてのものは何かしらの理由を持って存在している。よって、現実世界の観察が重要である。そして、真理を探究するためには、技術、知性、学問的知識、知慧(哲学)、思慮深さの5つのものが必要である」

ピュロン

「そもそも絶対的な真理が存在するかは疑わしいが、たとえあったとしても、人間の理性は習慣に縛られているため、真理にたどり着くとはできない。演繹法は、積み上げている理論自体が正しいとは限らないし、帰納法は、観察自体が感覚なので、万人に共通する答えが見つかるとは思えない」

中世西洋の哲学者たちの回答

トマス・アクィナス

「信仰である。哲学では、神の存在証明までが限界である。その先の神の本質は信仰によってしか実現できない」

近代西洋の哲学者たちの回答

フランシス・ベーコン

「演繹法(普遍的な事実から結論を導き出す方法)では説明はできるけど、知識の総量は増えず、人間の役に立たない。実験や観察によって知識を増やし、帰納法(事実や事例から導き出される傾向をまとめあげて結論につなげる論理的推論方法)によって真理の探究をしよう」

ルネ・デカルト

「以下の4つの規則を守ることである」

  1. 私が明証的に真であると認めるものでなければ、いかなる事柄でもこれを真なりとして認めないこと(公理)
  2. 検討しようとする難問をよりよく理解するために、多数の小部分に分割すること(分析)
  3. もっとも単純なものからもっとも複雑なものの認識へと至り、先後のない事物の間に秩序を仮定すること(証明)
  4. 最後に完全な列挙と、広範な再検討をすること(検証)

イマヌエル・カント

「合理論も経験論も、どちらでもない。そもそも問いの前提が間違っている。『認識が対象に従う』つまり、対象が先にあり、それを理性が働いて認識しているわけではない。なぜなら、人間はもの自体を認識することができないからである。われわれの認識が対象に従うのではなく、むしろ対象のほうが我々の認識に従わなければならないのである。そのため、人間が認識できる形式の世界の中で真理を探究する必要がある」

現代西洋の哲学者たちの回答

セーレン・キルケゴール

ヘーゲルのように『あれも、これも』とすべてを取り込んだ普遍的な真理を探究するのではなく、『あれか、これか』と自分にとっての真実を選び取っていくことが重要である」

エトムント・フッサール

「もの(客観)についてはとりあえず判断中止(エポケー)して、『そこにものがある』という客観的な世界像を考えないことが必要である」

チャールズ・サンダース・パース

「ある対象の概念を明晰にとらえようとするならば、その対象がどんな効果を及ぼすと考えられるかということをよく考察するべきである。そうすれば、こうした効果についての概念は、その対象についての概念と一致する」

ウィリアム・ジェームズ

「真理であれば有用であり、有用であれば真理である。真理には『有用である』という道具的な側面が必ず伴うので、それがどのように役に立つのかを考えるべきである」

ジョン・デューイ

「仮説を立て、結果により検証を行い、生活改善に有用な道具である知識を求めなければならない」

マックス・ヴェーバー

「民族性、国民性といった概念から人間の生活態度や動機を説明しようとすることはナンセンスである。個人の内面で起きている意味の理解からスタートして、社会現象を理解し、説明するべきだ」


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